無添加住宅の特性
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・化学物質をできるだけ使わない家づくり
無添加住宅とは、極限まで天然の素材を使ってつくられる家のことです。
アスベストに似たスレート瓦や呼吸をしないビニールクロス・ホルムアルデヒドが発生する接着剤を使用した合板フローリングを排除し、天然石やしっくい・無垢材を中心に家をつくります。
化学的な防腐材・防カビ材の代わりとして、伝統的な柿渋を使用します。
・天然素材の味わいを生かした温かみのあるデザイン
天然素材は色むらがあったりいびつな形状をしていたりしますが、素材のばらつきをあえてデザインとして取り入れています。最近流行りの和モダンや南欧の田舎風のデザインにぴったりです。
企画化された工業製品にはない味わいや経年での変化を楽しめるのが無添加住宅の良いところです。
・長く安心して暮らせる住まい
一般的な建材に使用される化学接着剤の寿命は20~30年程度で、それがそのまま住宅の寿命となっています。
無添加住宅で使用する天然素材は耐久性もあり、孫の代まで長く住み継ぐことができます。
体にやさしい家づくり
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・シックハウス症候群と化学物質過敏症
シックハウス症候群は大人でも発症しますが、体の小さい子どもには特に大きな影響を与えます。
症状が進むと住まいに限らず排気ガスや化粧品、たばこの煙などさまざまな化学物質に反応する化学物質過敏症を発症する場合もあります。
・原因は工業建材だけではない
化学物質過敏症となると、天然素材の持つ自然由来の化学物質にも反応します。
たとえばヒノキには鎮静効果があり、天然の殺虫成分を持っています。害虫に強いために建材としてよく用いられますが、まったく無害とは言い切れません。
本当に体にやさしい家づくりのためには、素材だけでなく家の造りにも工夫が必要です。
・自然と共存する日本家屋をお手本に
現代の住宅は高気密・高断熱をうたうものも多いですが、これは発生した化学物質を部屋に閉じ込めているということに気づかなければいけません。
従来の日本の家屋は風通しが良く、家自体が呼吸をしているといっても良いものでした。
無添加住宅は、自然と共存する日本家屋をお手本により体にやさしい家づくりを目指しています。
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